長居にカタロくじがきたよ
<大阪>「カタロくじ」めぐり取引停止命令(朝日放送)
大学生らを狙ってマルチ商法を展開していた、大阪市中央区のカタログ販売会社「Earth Walker」に対し、経済産業省は、全国で初めて特定商取引法に基づく、3ヵ月の取引停止命令を出しました。この会社は、「カタロくじ」と呼ばれる有料会員制のカタログ販売を手がけていましたが、会員集めの際に、「簡単な登録で確実に稼げる」などと、目的や事実を偽って勧誘していたことなどが、特定商取引法違反にあたるということです。
(朝日放送) - 6月20日20時3分更新 ソース / 引用元
この報道から1年が経過した。北朝鮮のテポドン威嚇、ジーコジャパンベスト32入り。色々あった。ただでさえ景気の悪い大阪。健康保険料も先日法外な値上げを強制されたばかりである。そんなクソッタレな状況の中で、長居のGDP低下懸念が台頭した。つまり、とにかく長居にカタロくじがやってきた。 まず場所を確認して頂きたい。
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カタロくじとは
「カタロくじ」とは、ポイントもたまって豪華商品が当たる絶対得する抽選券付き通信販売カタログ。中身は飲食品や生活雑貨、家電、ブランド商品という品揃えで、ロット仕入による低価格販売を実現。一定金額以上の購入で送料無料となるので生協感覚で購入が可能。(→カタログ掲載商品を紹介して(会員募集に繋げて)いるページ一例)
カタロくじの運営は広告料でまかなわれている(らしい)ので、運営自体はボロ儲け(らしい)。なにより、最大1,000万円(分の商品券)が当たるくじが毎号付いてくる。ということを巧みに説明し、カタログ配布(親)権利を1口17万〜5口85万円で販売する。親が獲得した子がカタロくじで商品を購入した場合、購入金額の数%を得ることが出来る(らしい)。
その他カタロくじに関する詳しい記事はこちら
アースウォーカー取締役告発される
「カタログ通販」でねずみ講 学生ら30人、京都地裁に提訴へ
アースウォーカー(マルチ商法)が現れた
『カタロくじ事業』(株)EarthWalker 初の取引停止命令!!
ライブドア掲示板 アースウォーカー
カタロくじ in 長居の状況
空き店舗をスポットで借りていると思われるが、運営している日としていない日がある。している日は歩道に洗剤が山積みなので、一目で分かる。また、会場自体はガラス張りで中の様子をうかがうことができる。覗いてみると、多数集められた長居近辺の奥様方、そして"「カタロくじ」とかかれた幕"が会場内に区切るように設置されている(また、6/26には"「カタログショッピング」とかかれた幕"に変わっていた)。長居小学校1年生の児童でも理解はたやすい。洗剤→大根→羽毛布団のアップストリームである。
だが思い出して欲しい。ここはカタロくじだったはずだ。SF(催眠)商法に転向したのか?社用車と思われるバンに、勝ち誇った表情を浮かべた奥様(恐らく"優勝者")が乗車し、どこかへ連れていかれたりもしている。また、エリアマネージャーと思われるスーツの男2〜3人と、アルバイト感覚の大学生風の男女4〜5名で構成されている。
ターゲッティング・運営方針の変更
仲間と遊ぶ為に車を買って、親よりも彼女よりも仲間を重視する傾向が強いといわれる昨今の大学生。この横の繋がりを狙った勢力拡大は当初はとてもオイシかったはずである。高単価の商品はコンテクストが重要だ。いいスーツを着て弁天町の高層オフィスにでも連れて行って「誰にでもできるよ僕でもできたよ汗水流して働くのなんてバカらしいよね、お金が無い?イマドキの大学生なんてみんなお金借りてるんだよ、いいとこ紹介するよ」で一丁上がる。
だが消費者金融に繋げるのもなかなかやりにくい環境になってしまった。また、マイナスのクチコミを大分クチコまれてしまったし今では全国区だ。ということで推測するに、次の矛先は退職金市場だ。この場合は「資産運用・明るい老後」とでもいえばチョロいのだろうか。 これはなかなか懸命な選択といえるだろう。
ただし社名・ブランディングを変更せずに活動している点は全く評価できない。ライブドアのように決定的な技術力等、根底に絶対的な自信を持っており、またトップの一部だけが汚かったという構図ならまだ理解できる。が、トップも社員も、また顧客(オーナー権を買うような顧客)までもがいつでもお縄につく事が可能な構図の会社が、黒い部分を明るみに出されて、その上で同じ名義で活動を続けるというのは何なんだ。ただのアホなのか、もしくはこの長居のようにSFから対面営業に持って行く手法がとんでもない秘策にでもなるのだろうか。
ちなみに私の場合、「ここのオフィスね、いいでしょ。女の子連れ込んだらね、100%ヤレるんですよ。」とか言われて一瞬で引いて(初対面で下ネタという時点で教養がないことが分かる)、1時間みっちり話を聞かされた後で「オーナー権はいらないのでカタログ販売だけさせてください」と言ったのですがその後連絡がありません。
長居を選んだ理由
中庸を狙うべく中間の長居に焦点が充てられたという推測は突発的すぎるだろうか。
どの道、こういう商売の行き着く先は豊田事件のようなハッピーエンディングだろうと私は常に思っている。
豊田事件についての詳しい記事はこちら
私ならこうする
モツ鍋屋の制服を着ながらそこら中に唾を吐いて歩くモツ鍋屋のアホフリーターを人前で怒鳴りつけるのも効果的だろう。また、長居小学校が近いこともあるので「カタロくじ」の旗でも背負いながら毎朝警備にまわってみるのもいいだろう。
ここまでできる人間ならば、マルチ勧誘員には向かない。浄水器飛び込み営業職への転職を勧める。
関連報道引用
大学生対象にネズミ講運営容疑、通販会社幹部ら逮捕へ
調べでは、同社は2003年12月に設立。幹部らは昨年6月までの間、通販事業の実体がないのに「1口17万円で会員になり、新会員を獲得すれば、1人あたり2万円の報酬がある」などと京都市の大学生ら数人を勧誘、ネズミ講を開設した疑いが持たれている。
(読売新聞) - 6月26日11時59分更新 ソース
学生相手に「ねずみ講」通販会社幹部を逮捕
無限連鎖講防止法違反の疑いで逮捕されたのは、アースウォーカー社長・石田王良容疑者ら幹部11人です。調べによりますと、幹部らは、通信販売のカタログを配る権利を1口17万円で販売し、新規会員を獲得するごとに、2万円の報酬が得られる「ねずみ講」をした疑いが持たれています。アースウォーカーは、関西の学生を中心におよそ5500人から20億円以上の金を集めていたと見られます。
警察の調べに対し、幹部ら全員が容疑を否認、ANNの取材にも、疑惑を否定していました。アースウォーカーの幹部の1人、大西隆徳容疑者は、「サービスを会員に流すことで収益を上げていくと」「『ねずみ講』だと思ってやってたわけじゃないですし」と話していました。しかし、警察は、通信販売業の実体はなく「ねずみ講」と判断、幹部らを厳しく追及し、組織の実態を解明する方針です。
(朝日放送) - 7月4日13時6分更新ソース
「月収50万円」射幸心あおり「ねずみ講」事件 勧誘マニュアルも
誘う側の話術や演出を駆使した勧誘テクニックと誘われる側の射幸心が相まって、会員はわずか1年半の間に5500人に達した。「月に50万円も稼げる」。常識ではありえないもうけ話に、なぜ、多くの学生が分別なく飛び付いたのか。
京都産業大3年の男性は2004年11月、19歳のときに寮の友人に誘われ、アースウォーカーの会員になった。 説明会に出ると、上位(先順位)の会員から会員獲得マニュアルを示された。「明らかに人を陥れるためのテクニックだった」
■悩みの相談演じ
携帯電話に登録した友人らをリストアップし、電話で遊ぶ約束を取り付けるよう指示された。会った際には相手の悩みを聞いたうえで、「自分は今、最高!」と答えてもうけ話をにおわせ、「本気で話が聞きたいなら、上に頼んでみる」と切り出す。さらに、「アドバイザー」と呼ばれる上位会員に引き合わせて本格的な勧誘を始める。アドバイザーに敬語を使って「すごい人」との印象を与え、アドバイザーが中座するのを見計らい、「この話すごいやろ!」「やるしかないやろ!」と攻勢をかけるのだという。
すべてが演出された勧誘法だった。「相手が悩んでいるうちは決して帰すな」とも指導された。男性は同社のこうした姿勢に疑問を抱き、1人も勧誘せずに解約した。
■決め言葉で洗脳
学生から相談を受けた京産大法学部の吉永一行講師は「受験勉強の影響なのか。何でも要領よくこなすことがいいとされる価値観の中で『楽してもうかる』などの決め言葉に、学生が乗せられてしまう」と指摘する。
同社の通販カタログを使った事業を信じて疑わない学生もいた。龍谷大学生部の職員は昨年4月、ゼミ仲間を勧誘していた学生を呼び出した。「10万、20万のはした金で友達をなくすぞ」。ねずみ講だと伝えても事業の正当性を主張するばかりだったという。「洗脳されているように見えた」
同社の会員向け説明会では、上位会員が「普通の人が成功できるビジネスチャンス」と強調し、「やる気」「決断」などの言葉をちりばめて会員を奮い立たせたという。会員約5500人の頂点にいた1人の大西隆徳容疑者(29)は逮捕前、取材に対し「将来的な不安や、何か楽しいことがないかな、と感じている人に、ビジネスの提案をしている」と話した。
「アースウォーカーの事業は面白い。代理店(会員)が多く集まれば市場ができ、商品が流通する」と強調した大西容疑者。府警の調べでは、実際には、商品の流通がほとんどないまま「月に300万円の報酬を受けていた」という。大半の会員がピラミッド組織の底辺から現金配当を支え、ひと握りの上部会員だけが富を享受するシステム。しかも破たんする商法にもかかわらず、「ビジネスチャンス」というオブラートにくるまれ、多くの学生らの欲と結び付いた。
(京都新聞) - 7月5日12時9分更新ソース
参考になる書籍
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